マークカードの記入方法(応用編)

 

流し舟券を買ってみる

連勝式マークカードでの記入に慣れてくると「これはちょっと記入が面倒だなあ…」という買い目が出てくるはずです。代表的なのは「ながし」でしょうか。例えば3連単の買い目において、

1-2-3
1-2-4
1-2-5
1-2-6

1着を1号艇、2着を2号艇で固定して、残りの4艇を3着にする組み合わせというのは、全部で4通りです。これを連勝式マークカードで記入してみるとこのようになります。(とりあえず金額は1点100円とします)

3着の所がちょっと面倒ですね。このように全通りになっている部分について「流す」といいます。この場合は「1-2から3着は流し」というわけです。ではこれをフォーメーションマークカードで記入するとどうなるでしょうか。

こちらには「全通り」というマークがあるんですね。なので1着に「1」、2着に「2」、そして3着に「全通り」とマークすることで1-2-3456をマークしたのと同じ事になるわけです。このフォーメーション記入は3連単ばかりでなく、当然のことながら記入できる全ての式別に使えます。「このレースは1号艇の1着は固いけど2着はどれもありそうな気がする…ならば2連単の1-2/1-3/1-4/1-5/1/6の5通り全部だ!」という時にはこういう書き方も出来ますね。

2連単なので3着部分は何も書きません。これで5通りを全て網羅したことになります。1-全、というわけです。これが「流し」の基本です。それではもう少し複雑な買い方を紹介しましょう。冒頭で1-2-全という買い目が出てきました。この4通りに加えて「2号艇が勝つかもしれない…2-1-3456も考えられる…」となれば更に4通りの組み合わせが出てきます。この8通りも勿論、フォーメーション記入で買うことができます。

1着と2着の所に2つマーク書いていいんだ!ということですね。3着は「全通り」にすることで1-2-3456/2-1-3456の合計8通りを1枚のマークカードで買うことができます。マークは2つばかりでなく3つ4つと埋めることが出来ますので、買い目に応じて色々と変えてみましょう。

 

ボックス舟券を買ってみる

さて、連勝式マークカードでの記入でもう一つ「これはちょっと記入が面倒だなあ…」という買い方があります「ボックス」です。例えば3連単の買い目において「1号艇と2号艇と3号艇のどれかが1着2着3着に入る気がする」となれば…

1-2-3
1-3-2
2-1-3
2-3-1
3-1-2
3-2-1

この6通りになります。これを連勝式マークカードに記入するとこうなります。

…面倒くさい!さすがに6列書いていくのは面倒です。ところがフォーメーションマークカードに記入するとこの面倒くさい記入がかなり簡略化出来るわけです。流し舟券では「フォーメーション」の所を使いましたが、今回はその下「ボックス」の所を使用します。

式別を選んで、1,2,3の所に線を引いて、金額書いて終わり!簡単ですね。これで3連単で1,2,3を含む全ての組み合わせ6通りがカバー出来たことになります。勿論4艇ボックス(24通り)、5艇ボックス(60通り)なども同じような記入方法で買うことが出来ます。多いのは4艇ボックスまででしょうね。

ボックス購入時の組み合わせ数についてはマークカードの右下にご丁寧に書いてあります。2連単や2連複でもボックス購入が出来ますので「あれ?何通りになるんだ??」という時にはこの表を参照しましょう。

 

おまけ:初心者向け4艇ボックスを買う

流しやボックスは点数が多くなりがちなので、中々買う機会が出てこないかもしれません。しかし初心者にも点数少なめで楽しめる買い方があるんです。「3連複の4艇ボックス」です。3連複は3連単に比べて順番を問わない分、組み合わせが少なくて1/6になります。一例として「2,3,4,5号艇のどれかが1~3着を占めるはず」という狙いの買い目を例に紹介しましょう。

式別は「3連複」そして艇番は「2/3/4/5」の4つにマークが入っています。この書き方で想定される買い目としては…

2=3=4
2=3=5
2=4=5
3=4=5

この4通りですね。3連単だと6倍の24通りですが、3連複だからこそ4通りで多数の買い目をカバー出来る事が出来るというわけです。「この艇とこの艇は来ない!だから残りの4挺で!」という時に、それを400円で全てカバーする買い方、という風に覚えると良いです。3連複でも数十倍付くレースは沢山ありますから、少ない投資で多く取れる可能性がある買い方でもあります。