#07 ボートレース蒲郡

 

行く

ボートレース蒲郡はお隣のボートレース浜名湖同様、車での来場者が圧倒的に多いのですが旅打ちなどで電車で行く場合を想定して紹介していきます。

最寄りの駅は東海道線の蒲郡駅…ではなく、更にそこから2駅離れた三河塩津駅となります。東京方面からですと新幹線ひかり・こだまで豊橋まで来て東海道線の在来線に乗り換えです。

最速ルートは新幹線ひかりの豊橋に停まるものを選んで行くこと(停まらないひかりもある)でしょう。大体1時間に1本くらいのペースで発車しています。

名古屋から来る場合には岡崎駅まで快速で移動、そこから三河塩津までは各駅停車に乗るルートになります。所要時間は接続が良ければ大体50分程度です。それより遠方から来る場合には名古屋まで新幹線、それ以降は岡崎経由の同じルートで良いでしょう。

蒲郡からは鉄道が2ルート、JR東海道本線と名鉄蒲郡線どちらでも行けるのですが、わざわざ蒲郡でJRから名鉄に乗り換えて行く理由があまりない(2駅分ずっと並走している)ので、三河塩津に行ける電車がしばらく来ないが名鉄の方はもうすぐ来る、というタイミング以外ではあまり名鉄を使うことは無いかもしれません。

日本で「競艇場」が名前に入っている駅は多摩川最寄りの「競艇場前駅」と宮島最寄りの「競艇場前駅」そしてこの「蒲郡競艇場前駅」の3つしかないので、何かの話の種にはなるでしょう。

なお三河塩津と蒲郡競艇場前駅はホームと改札が違うだけで同じ場所にあります。(下の写真で三河塩津の看板の後ろにあるのが蒲郡競艇場前駅ホーム)

三河塩津まで行かず蒲郡から向かう送迎バスですが、蒲郡駅の改札を出たら左の出口に出ましょう。駅前のロータリー中央にドーンとそびえる巨大なヨットに目を奪われますが、その手前にバスの停留所があります。

帰りの時の送迎バス乗り場ですが位置が少し分かりづらい所にあります。

1マーク側のゲートを出た先に地下道への入り口がありますので、そこに入って道路を潜った先に専用のバスターミナルがあります。バスで蒲郡駅に向かう際の所要時間は5分程度です。

 

開門時間に注意

ボートレース蒲郡の開門時間の基準は「本場で併売する他の場がデイレースかどうか」になります。

例えば平和島を本場の中で売る、となれば開門はそれに合わせて10時になります。しかしデイレース場を全く売らずに下関・若松などナイターレース場しか売らない場合には開門時間が14時になります。

よく旅打ちの際には「蒲郡はナイター場だけど10時開門なら早めに入って有料席取って、場内をゆっくり探検して昼飯もそこで食ってしまおう」なんて考えるのですが、期待して行ってみたら14時開門で外向発売所で時間を潰してしまった…なんて事もあるわけです。開催日程カレンダーに開門時間の記載もありますので、きちんと見て行きましょう。

なお週末に地元向けのイベントがある場合には開門時間が早い場合もあるかもしれませんので問い合わせてみるのも良いかと。

 

場内設備

ボートレース蒲郡は競争水面が24場の中でも最大級ということで広々としており、ナイター場である以前にボートレース場として全体的に風光明媚であると言えます。

シックな色合いを多く使ったまだ新しさが残るスタンドもそうですし、鏡のような水面を見ていると環境が良いせいか、魚もあちこちに居るのがよく見えます。総合的な美しさという意味ではトップクラスでしょう。

三河塩津駅からポートタワーを目指して坂を下っていきます。

駅のホームからもよく見えますので迷うことはないでしょう。このポートタワーから入ってエスカレーターを上り、渡り廊下をずっと行くと中央ゲートに辿り着きます。その場合は本場の4Fから入場することになります。

とにかく蒲郡は内装がシックで良い。ここまで綺麗だと床にゴミも殆ど落ちていません。

ちょっと素行の悪い人でもこれは捨てられないですよね。他場でもそうあって欲しいものですが。場内の中央には大きなステージがあって週末には色々なショーが行われています。蒲郡は売上も大きいですし若い人の割合も大きいので、その辺のラインナップが豪華な印象があります。

1マーク側の出入り口が西ゲートです。時間があれば再入場券を発行してこの西ゲートから出て、そのまま1マークの真横に行ってみましょう。非常に良い眺めになっています。外向発売所「ボートウィング」に行くのも同じルートです。

競争水面の反対側には広場があり、時折テントが張られて出店などイベントが行われている事もあります。

この広場にはマスコットの「トトまるくん」がドーン。ボートレース蒲郡の宣伝をする使命を背負ったボラだそうです。ボラ…しかもボラのままだと宣伝も出来ないので半魚人の姿なんだとか。好きなタイプは石原さとみなんだとか。知らんがな。

外向発売所「ボートウィング」なんですが、本場から競争水面を挟んで反対側にあるのでいざ本場から歩いていこうとすると結構な距離になります。開門が14時の時にはそれを待つ人たちでかなりの賑わいになりますね。コンビニとしてファミマが併設されていますが規模としては売店くらいの大きさです。このファミマにはATMはありません。

 

フリーWifi

Wifiについては本場内すべてで利用可能です。

 

最寄りのATM設置店

ファミリーマート 蒲郡拾石東浜店(1M側/バス駐車場の先)
セブンイレブン 蒲郡拾石町店(ファミリーマートから駅方向に3ブロックほど)

 

有料席/特観席

さて有料席の紹介です。

本場3F 有料席

・ロイヤルボックス 定員1名/4000円
・ロイヤルシート 定員1名/2500円
・ムーンライトシート 定員1名/1500円

ロイヤルボックスは1人用の個室で在席投票が可能、ロイヤルシートは開けていますが座席がゆったりしており、こちらも在席投票が可能です。

最もスタンダードなのは「ムーンライトシート」です。場内で使える500円分の金券が付いてくるので座席料としては実質1000円、ドリンクはフリードリンクがありますが、ここは珍しいことに自販機式ではなくファミレスのドリンクバーと同じ機械です。

快適感・満足度はかなり高いシートなのではないでしょうか。2人で行った時は通路を挟んだ並びを1席づつ取るのがオススメです。有料席の受付では翌日の分の券を買うことも出来ますので、2日連続行くつもりであれば早々に翌日の席を押さえてしまうのが良いでしょう。開門直前は、このムーンライトシートを買うための行列がそこそこ出来るのでその人気の程が伺えます。

 

レンタルルーム&ペアレンタル

・レンタルルーム 定員6名/4000円
・ペアレンタル 定員2名/2000円

ムーンライトシートなどから一段低い、本場2Fのところには個室席があります。お値段がかなりお手頃なのでこれもまた人気。

 

電話予約

有料席は電話のみですが予約も可能です。その際には蒲郡のキャッシュレスカードからの引き落としになるので、座席料金以上の残高が必要です。

有料席フロアですが、水面を挟んだ向こう側の場外発売所で発売されている他場のレース全てをこの有料席フロア内でのみ、買う事ができます。それを知らずに場外まではるばる行って来て、本場に戻ってからそれに気付た時には中々にショックでした。遠いんです場外。

 

観戦する

ここまで紹介した通り、大体どこで見ても綺麗ですし競争水面も近いので迫力もあるので、弱点があまり無い場だなーと行くたびに実感するのですが、更に土地柄もあるのか、蒲郡は若い人の割合が異常に高いです。(勿論良い事ですよ)最終レースは外で見るかー、と有料席を出て競争水面際に行って周りを見回すと8割くらいが20~30代!?と思ってしまうくらいに若い人が多いです。むしろ高齢者が少数。建物も綺麗ですし、きちんとレジャーとして定着しているんでしょうかね。

この蒲郡、レース中は高橋貴隆アナウンサー(愛称:タカタカ)の実況が楽しめるのも一つの楽しみです。独特なんだよなあ…独自に調べ上げたレース予想に必要な情報をボートレース蒲郡のWebサイトに出したりもしていますので、実況を楽しみつつそちらも見てみては。

ナイター場なので日がすっかり落ちた後のレースも中々に美しい。有料席に居るとレースが始まる時には照明が落ちたりする演出があります(これは桐生もそうですね)

 

食べる

ボートレース蒲郡のごはん処ですが、まず1Fにフードコートがあり、複数の店が軒を連ねているのでまず困ることはないでしょう。2Fにも食堂「ピンラッシュ」があり、3Fの有料席スペースにも売店があって酒類の販売もありますし、揚げ物系も売っています。蒲郡の食事情は相当良いですね。

 

1F フードコート

フードコート内では4店舗が軒を連ねています。選択肢が多い!

おそらく名物的な扱いとしてあるのは「蒲郡漁港食堂」の海鮮かき揚げ丼ではないでしょうか。

もう見た目からして「でかい」のですが、汁物がついて500円です。なんだそれ安い。なお海鮮かき揚げの半分から下は玉ねぎです。見た通りの「若者向きメニュー」です。1人で食べるには後半ちょっときつい。複数人であれこれ食べ比べる時に分けていくのが良いかなと思いますね。

フードコート内「まるみつ」さんの鶏皮どて丼「まる勝屋」のカツ丼に「ささ屋」のラーメンなどなど、お値段に関してもどれもリーズナブルなので目移りしてしまいますね。

 

2F ピンラッシュ

2Fにある「ピンラッシュ」は食券制ではなく、最初にオーダーを取って最後にレジで会計するタイプの食堂です。ちょっと「まとまった物」を食べたい時はこちら。

 

1F/3F 売店

1Fフードコート横の売店では、珍しい所ではチーズホットドッグが売っています。

3F有料席フロア内の売店ではクラフトビールが売っています!これはかなり珍しい。

 

スガキヤがあった

今は無くなってしまいましたが、東海のソウルフード「寿がきや」がフードコートの店舗を構えていました。東京にも何店舗かあったのですが完全消滅してしまって残念。

 

泊まる

蒲郡からの宿泊となれば(次の日名古屋に用事がある以外は)まず豊橋でOKなのではないかと思います。駅前には4000円台のビジネスホテルもボチボチありますし、駅前は繁華街なので飲み食いに困る事はないでしょう。

参考リンク: 豊橋駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)

 

豊橋で呑む

豊橋駅前、めちゃくちゃな数の居酒屋があって正直回り切れませんが、幾つかお気に入りの店があります。

 

花せん

常宿にしている所からほど近い豊橋駅の目の前、路地をちょっとだけ入った所に「花せん」(かせん)さんというお店があります。ここの刺し身がとにかく美味い…かなりリーズナブルな地酒である「吟」の肴に頂くと「来てよかったなあ」という気持ちになるのです。イチオシ。

穂の国

日本酒の品揃えでは「穂の国」さんもオススメ。地酒はもとより各地の良さげな日本酒が取り揃えられており、アテもかなり美味しかった。あとお店のお母さん方(板場を除いて3人くらいで店内を回している)が元気が良いので癒やされます。

ほなか

ここ最近マイブームとして、豊橋に行くたびに寄っているのが「ほなか」さんです。ここで是非頼みたいのが「おばんざい5種盛り合わせ」!!4枚目の写真がそれなのですが、1人だと多すぎるくらいのこのボリュームで1200円くらいです。どうかしている。これにアテをもう1,2品とお酒飲んだらもう腹パンパンです。最高。

 

蒲郡で観光をする

蒲郡には「竹島」「竹島水族館」という観光スポットがあるので、豊橋に泊まった次の日に14時の開門までの間をそこで過ごすというのは有効かもしれません。蒲郡駅からのんびり歩いて15分くらいでしょうかね。竹島水族館の更に先に竹島はあります。

竹島に何があるかと言えば神社です。橋の途中の光景も凄いですが島側から陸を見るのもまた面白いですよ。