Youtubeにはボートレースに関する動画が沢山あるんですが、そのうちの1つを見ていた時のことです。この動画の20:55くらいの所でちょっと「ええーっ!?」って驚いた事がありまして。
出演者に外からツッコミとして「マークシートではなくマークカードです…」というテロップが入るんですね。
えっ、そうなの!?とギョッとしたわけです。だってこのサイトの初心者向けコンテンツでバリバリに「マークシート」という呼称を使っていたからです。
公式の呼称はどうなの?
こういう時はボートレース公式サイトを確認するのが良いです。なにせ公式ですからね。
LEVEL.1 マークシートの書き方 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
マークシートにはどのように記入するのか? | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
おお、ガイドやFAQでは「マークシート」呼称ですね。公式がそう呼ぶならそれでいっかー、修正いらないかー、なんて呑気に構えた矢先に痛烈なカウンターパンチが飛んできます。
用語辞典 | マークカード | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
えっ!なんで用語辞典だけ「マークカード」呼称が出るの!?オフィシャルサイトの中でもブレッブレじゃないですか。もう公式サイトの信用度がグリグリ下がっていきます…まあどうせコンテンツごとに製作者が違ったためにブレたとかそういう感じなんでしょう。なお「どっちが正しいの!?」って問い合わせフォームに入れようとしましたが「質問には返信しかねます」という悲しい一文が入力フォームの真下に書いてありましたので返答は期待できないものとして諦めました。
外堀を埋めましょう
すぐ思いついた仮説としては「江戸川は富士通フロンテック製の発払機を使ったトータリゼータシステムを採用しているので、そのシステムを採用していればマークカード呼称なのでは?」という辺りです。それならばJRAなどもマークカード呼称になりますね。
うむうむ、これは富士通フロンテック製のキャッシュレス端末仕様ですが、マークカードと呼んでいます。
すると江戸川・からつ・大村を除く残り21場のボートレース場で採用されている日本トーター製の発払機ならマークシート呼称になっているのでしょう。それなら公式が混同するのも納得というものです。
思いっきり「マークカード」って書いてるやないかーーーーーーい!!!もう外堀は埋まってしまいました。トータリゼータシステムは2種類しかないので確定です。転覆挺が出た時くらい確定です。ボートレースにおける投票用紙の呼称は全国共通で「マークカード」でした。
結局違いは何なのよ?
じゃあマークシートとマークカードの違いって何なのかって話ですよね。トータリゼータシステムに限った話ではなく、マーク用紙は受験・試験など色々な場面で使用されています。そういった用紙の製造元を当たってみれば良いわけですね。
マークカード・マークシートのご紹介:OMR:製品情報:株式会社セコニック
マークシート・マークカード | サービス案内 | 株式会社システムハウスハイネ
>弊社ではA4サイズのものをシート、 A4サイズより小さなサイズのものをカードと表記しています
おっとこれは重要な情報。どうやら用紙の大きさがシートとカードを分ける基準のようです。ボートレースで使用する用紙のサイズは全場で僅かに違いはあれど大きくは変わらない(大きくならない)ので、マークカードという表記で統一するのが正しそうですね。
というわけで
当サイトの解説記事は全て「マークカード」表記に修正されました。もう細かすぎる話ではあるんですけど、解説記事なんだから言葉は正しく使っていかないとですね。