行く
ボートレース宮島の最寄り駅はJR「宮島口」駅ですが、そこに行くまでの主要ポイントとなるのは陸路なら広島駅、空路なら広島空港もしくは岩国錦帯橋空港です。
空路なら、岩国錦帯橋空港→バス→岩国駅と移動し、広島方面の電車に乗り20分少々で宮島口に到着です。
広島空港からであればリムジンバスで広島駅の新幹線口まで移動、そこからJR山陽本線で30分程度となります。
ボートレース宮島の目の前には広電の「競艇場前駅」がありますが、沿線に住む地元の人用というルートなので遠征には使わないと思います。
ボートレース宮島には他場と違って行き帰り共に無料送迎バスがありません。駅がすぐ近くにあるためで、歩いていくことになります。
宮島口駅から、目の前を走っている国道2号線を左に歩いていきます。もうその時点でボートレース宮島は見えているので、最初の信号を渡り、2号線の右側の歩道を歩いて近づいていきます。所要時間は大体3~4分でしょうか。
場内設備
ボートレース宮島の本場の建物は全体的に黄土色というかブロック色というか、20年以内の改装が幾つかありましたのでまだそんなに年季は入っていないように見えます。
無料スタンドは座席数がとても多いので混雑で座る場所に困るということはあまりないでしょう。入場者数も極端に多い場ではないので、まあ好きな所にどうぞということで。フロアとしては3Fになります。つい最近リニューアルが行われ、無料席も非常にきれいになりました。
最前列には2名まで座れるデスク席もあるんですよね。これは嬉しい。
1F、競争水面際には多数のテーブルと木のベンチがあり、ここで軽食を食べながら観戦も可能。3Fスタンドの床が大屋根になっているので雨の日も安心です。風はさすがに防げませんが。
こういうアイコン的なものがあちこちにあるのが宮島スタイルなのかなんなのか、一周してオシャレというか「なんか好き」という気分に。1Fゲート近く、本場と広電の線路の間になりますが鳥居もありますので、入場前にここにお参りしていくのもよいでしょう。
外向発売所「パルボート宮島」は2015年2月に出来たばかりの新しい施設です。本場から行く時には1マーク側にあるウッドデッキ経由で。建物に入る所でゲートがありますので、再入場チケットを発行して入ります。逆に外向側から入る時は当たり前ですが最初に100円が必要。
Wifiについては全館のほぼ全域で利用可能となっています。
さて有料席です。有料席の受付は4Fにあって、1M寄りのエレベーターで直通となります。
座席の購入にあたっては場外のパルボート内にも発売窓口があるため、開門前に購入も可能です。開門して本場内の受付に行く頃には欲しい席が売り切れ…ということもあり得ますので、場外で買ってしまうのがよいですね。
有料席の構成は以下のようになっています。
・プレミア/シングルシート:5000円、食事券1000円・在席投票可、モニタ付
・ゴールド/シングルシート:3000円、食事券1000円・在席投票可、モニタ付
・ブロンズ/シングルシート:1000円、モニタ付
・ブロンズ/ペアシート:1500円、モニタ付
・ブロンズ/ハッピールーム(定員8):4000円、モニタ付
プレミアとゴールドはほとんど使う事はないのではないでしょうか。基本的にはブロンズとなります。
ブロンズのシングルシートが最も使用頻度が高いと思うのですが、1000円で自販機フリードリンク付、席にはコンセントやモニタも完備という太っ腹な仕様になっており、24場の中でもトップクラスのお得感ではないでしょうか。
座席に付属のモニタはタッチパネル式になっており、ちょっと反応が遅くてインターフェースが扱いづらいのが難点ですがそこに目を瞑れば価格以上のクオリティと言えます。
更に24場の中でも3本の指に入ると言っても過言ではない景観。これはお得だ。
さて、ボートレース宮島は3Fに「もみじ席」というものが用意されています。ボートレース宮島のキャッシュレス・会員カードである「もみじカード」を見せる事でデスク付きの席を無料で利用することが出来ます。
もみじカードはインフォメーションで無料で作れます。所要時間は15分ほど。1レース分くらいですね。作って損は無いのでこのカードでもみじ席に入り、快適にレースを楽しみましょう!
おまけ:君は「ブイ」を見たか
ボートレース宮島専門の予想紙「ブイ」!!行くたびに思わず買ってしまう、まさにご当地の予想紙。どうですか!このレトロフューチャーっぽさ溢れる絵柄。たまらないものがあります。
そして「ブイ10ヵ条」…もう額縁に入れて飾りたいくらいなんですが、半端な中穴狙いをしている身としてはグサグサ来ます。刺さりすぎて死にます。宮島に行ったら是非一度は購入を。
観戦する
宮島の景観、最高です!!大好きです!!と力説するくらい、快晴になった時の破壊力が素晴らしいものがあります。全国24場で景観が良いところを挙げろと言われたら児島と宮島とびわこ…辺りが3強でしょうか。
いや他の場もかなりいい線行くんですが、競争水面の向こう側に海がズドーン、その先に宮島と世界文化遺産である厳島神社の鳥居が見えるとなれば…これはちょっと贅沢な眺めですよ。手前ではボートがギャンギャン走っている。非日常にも程があります。
スタンドからの眺めも言うまでもなく絶品。細かい所はこの景色だけで「どうでもいいやー」となってしまうところまで児島と一緒。
食べる
とりあえず朝飯でも昼飯でもいいんですが、1Fの「元気うどん」でまずはうどん食っといて下さい。うまいです。素うどんでも十分うまいです。宮島でのメシは全部これでもいいです。
開門直後に行ったら必ずそれを朝飯にしているんですが、冬に食べる暖かいうどんもさることながら、夏も冷やしおろしうどんが出ている場合もあるのでオールシーズンいつ行っても大体おいしいです。これを競争水面際のデッキで啜りながら1Rの展示を見るのが最高すぎます。
4F有料席があるフロアには食事処「勝海舟(かつかいしゅう)」があります。
牛炊……ンッ!?牛炊と聞いては多摩川がホームプールの身として確かめずにいられませんな…!と食べてみました。当然と言えば当然ですが、名前は一緒ですがジャンルが違います。
多摩川は牛テールスープの透明に近い雑炊ですが、こちらは肉うどんの汁に御飯を入れて雑炊にしたもの。関西ではおなじみ「肉吸い」に御飯を入れたものですね、これはこれで良さがあります。
無料スタンドがある3Fには3店舗、食事処があります。「第1食堂」「カフェ・ヴェッセルII(第2食堂)」「カフェ・ヴェッセル」です。最後の「カフェ・ヴェッセル」はどちらかと言えば売店的な雰囲気。イートインは前者2店舗です。
何度かこれら食堂で昼飯を摂っていますが、今の所は「1Fでうどん食っとけば間違いない」という評価です。そこだけで宮島の食事事情は悪くないと思っています。
あと酒の肴的なメニューがやたら充実しているので、瓶ビール片手にワイワイやるという居酒屋スタイルで利用するのが良いでしょう。
泊まる
ボートレース宮島で最終レース終わって次の日どう動くかで変わってきますが、宿泊地としては3箇所くらいだと思っています。まず翌日も宮島の場合、宮島口駅前に幾つかあるビジネスホテルに泊まってしまう、そして電車で30分くらいかかりますが広島駅前に行ってしまう、この2パターン。
そして翌日にボートレース場のハシゴとして徳山に行く場合です。これはもう徳山駅前にあるビジネスホテルで良いでしょう。そちらは徳山の記事を参照。
参考リンク:宮島口駅周辺のホテル(じゃらん)
参考リンク:広島駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
宮島口駅前でビジネスホテルでしたら宮島コーラルホテルでしょうかね。シングル5000円前後で値ごろですし。ドミトリーも最近できたようなので安宿で構わない人はそちらで。
広島駅前は非常に多くてピンキリですので、駅近だとか設備だとか、色々な希望条件次第じゃないでしょうか。
おまけ:厳島神社に行ってみよう
いや別に勧められなくても行くよ!という位に有名な観光地ではありますが、ボートレース宮島の直ぐ側にあるフェリー乗り場から往復360円というリーズナブルな価格で行くことが出来る場所なので間違いないでしょう。
フェリーの乗船時間は10分程度ですが、その間はボートレース宮島を海側から眺める事が出来るチャンスでもあります。
フェリー港から厳島神社の例の鳥居まではサクサク歩いて10分程度です。道中の眺めも中々のものですが、そこら辺を普通にシカが歩いていますので落とし物、つまりフンにも要注意です。
宮島に行く前には潮位を調べていくのが良いでしょう。干潮・満潮と言えばボートレース的にもインが強くなるだとか、まくりが利きやすくなるだとか、色々と関係がありますがここでの潮位は「鳥居まで歩いていけるかどうか」に関係しています。満潮の時には鳥居の根本は海面が上がってきて歩いて辿り着く事はできません。