#14 ボートレース鳴門

 

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ボートレース鳴門の所在地ですが、四国の最も東寄り、四国から淡路島に渡ろうと思ったらその手前にある場所、あるいは本州から淡路島を経て四国に渡ろうとしたら最初にある場所、そういう場所のため、旅打ち的に交通の便は良いかというとそこまででもありません。幾つかルートがありますので紹介します。

まず旅打ちで最も使用されると思われる空路についてです。

空港からは徳島バス(鳴門公園行)を使うことでボートレース鳴門の最寄りとなる小鳴門橋に約20分程度で到着します。逆もまた同様で、小鳴門橋バス停から徳島空港に直接向かう便が10:55~16:55の1時間おき、毎時55分に出ています。デイレースの際は16:55の便に乗り遅れないようにしたいところです。基本的にはバス移動が最も簡単でしょう。

次に鉄道ルートです。最寄り駅は鳴門駅ですが、ボートレース鳴門は鳴門駅よりもうちょっと先、10分ほど歩くことになります。天気の良い日などは大塚製薬の倉庫などを眺めながら行けるので面白いことは面白いです。

徳島駅をスタート地点とした場合ですが「徳島駅から鳴門駅に電車で行って、そこからちょっと歩けばいいんじゃないの??」と思うでしょう。実はそれが結構ワナでして、鉄道で行く徳島→鳴門間は各駅での停車時間がやたらと長く33分かかります。であるならば徳島駅から路線バスを使って小鳴門橋に直接行ってしまった方が時間は同じ(鳴門駅からの徒歩移動を計算に入れる)でも楽に行けるでしょう。更に徳島駅からは無料送迎バスがありますので、それに乗ってしまうのがベストです。乗り場は下図参照。

次に高速バスを使用した行き方です。これは大阪を起点とした行き方になるのですが、南海・阪神・阪急・徳島と妙にバリエーション豊富な、複数のバス会社によって大阪~徳島間の運行が行われています。時刻表などについてはこちらを参照。お値段は片道で3000円程度です。「高速鳴門」というバス停がボートレース鳴門のすぐ傍になりますのでそこで下りましょう。

更に高速バスについてですが、大阪からの近距離路線ばかりではなくもっと遠方から高速バスで来て高速鳴門で下りるという路線も運行されています。

特筆すべきはバスタ新宿から徳島駅までの路線を運行している「ドリーム徳島号」でしょうか。初めて行った時に利用してみたのですが、2階建てな上に豪華なプレミアムシートがあり、夜行高速バスのイメージをちょっと払拭するような豪華さがあります。高速バスと言うとリクライニングするにしても後ろの人に気を使ったり何だかんだとするものですが、カーテンで区切られた半個室みたいな席ですのでそういった事を考える必要もありません。座席の様子などはこちら(外部リンク)で見られるようです。お値段は12000円ほど。開門に確実に間に合うように到着できる、時間的な余裕が出来ることと、交通費+宿泊費を考えると安いのかもしれませんね。

 

おまけ:君は「すろっぴー」を見たか

高速鳴門バス停はボートレース鳴門から見上げるような高さの高速道路上にありますので、高速バスを下りた後は荷物を持って坂を下ってくる必要があるわけです。で、大荷物の場合にはそれも大変ということでバス待合所と高速鳴門バス停を結ぶゴンドラ的な乗り物があります。それがすろっぴーです。

このフォルム、たまらないものがありますね。乗車時間は約1分間です。発射すると高らかに第九が鳴り響きアナウンスが流れます。鳴門で1918年6月1日にドイツ兵捕虜により「第九」全曲演奏されたのが、日本における初演とされている…ということで第九推しなんだそうです。

 

場内設備

建物の正面に立つとよくわかりますが、とても新しい建物です。これは2014年2月~2016年4月の約2年間、本場開催を中止してスタンドの建て替えと南海地震の津波対策を行ったためです。まだ出来たてと言っていい位の年季ですね。そのため場内も非常に綺麗で清潔感があります。

そして競争水面側に出るとまず目につくのはこの橋脚でしょう。1マーク側の競争水面にズドンと刺さっています。この橋は県道11号線になっていて、まだ道路での淡路島ルートが無かった頃に本州四国連絡橋を作りたいという徳島県の要望が(技術面などで)疑問視されたために「できらぁっ!」と鳴門公園に行きやすくするための橋を県主導で作ったものらしいです。結果「やればできるじゃん」という評価を得て鳴門から淡路島を経ての本州ルートが着工となったのだとか。

ボートレース鳴門ではウォーターマッピングを使ったイルミネーションイベント「鳴門ウォータースペクタクル」が既に何回か開催されており、その日にはLEDライトを装着したボートが水面を走り回ります。そのボートも展示中。大時計の横にはボートレース鳴門のロゴが入ったステージが置かれています。使用されているのは見たことないけど…

不的中投票券抽選機!これボートレース津にもありましたね。何かしら抽選で当たるのが良いです。江戸川のマッシローみたいにただ投票券を食べるだけ、というのでは床のゴミは減らないので…そしてマークカードは鳴門独自デザインのものになっています。他場のに慣れきってしまうと咄嗟に書きづらいのが玉に瑕。天井のライトは鳴門の渦潮イメージです。

さあ鳴門のマスコットと言えば「なるちゃん」です。前はもっとこう…「ゲッゲッゲッ」って感じだったのですが(不的中投票券抽選機の写真の一番上にチラっと写ってますね)2016年の施設リニューアルで非常にポップなデザインになりました。なるちゃんグッズはやたら豊富で、常滑のトコタンとタメを張るバリエーションです。素晴らしい。

外向発売所「エディウィン鳴門」はボートレース鳴門の本場から橋を挟んで反対側にあります。海に近い土地らしいのか何なのか、早朝と言って良い朝7時からオープンしているので高速バスなどで6時に着いた、などの早すぎる到着の際はここに逃げ込んで休憩というのも可能。

さて有料席です。オーシャンシートとロイヤルシートに分かれていますが、更にボートレース鳴門は「日・祝・特定日は高くなる」というちょっと不思議な価格設定をしています。オーシャンシートであれば月~土は1000円、そうでなければ2000円になります。2日連続で行くと3000円かかりますね…ロイヤルシートは2000円→3000円になります。ボートレース雑誌に付いているクーポンが活用出来るのであればそれで良いのですが、例えば土日で行くとなれば初日はオーシャンシート、2日目は無料スタンドと競争水面際でのんびり観戦、というのでも良いかもしれません。

オーシャンシートには液晶モニタはありますが、電源コンセントなどはありませんでした。フリードリンクは自販機式です。ロイヤルシートについてはそこまで行くメリットを感じなかったので未体験ゾーンです。公式サイトによれば「在席キャッシュレス投票端末(全席)/フリードリンク/茶菓子等のケータリング/予想新聞/昼食注文受付・配達/おしぼりその他アメニティー類」などが用意されているらしいのですが。入るにしても一度きりでいいかなという所でしょうか。何せ鳴門は競争水面際での観戦が楽しいので…

 

観戦する

1マーク側の橋脚ズドンにも驚きますが、それを含め非常に美しいボートレース場です。ただし晴れた穏やかな天気の日は、という条件は付きますが…その立地上、強風が吹き荒れる事も非常に多く、安定板装着が多い印象です。津と同じくらいでしょうか。

2マーク側から観るのも良いですね。屋外観覧スペースは結構奥まで行くことが出来て広いです。

屋外観覧スペースからちょっと下を見るとこのように底の浅いところは見えたりします。こういう見え方をするということは水は綺麗なのですね。魚もチラホラ見えています。

大時計~1マーク付近、本場から表に出た所には幾つかテーブルとベンチが用意されていて、そこでのんびりと食事をしながら観戦も出来るようになっています。(手前に壁があるので立ち上がらないとよく見えませんが)ここでビールをやりながら…更に快晴なら言うことなし、というわけです。

 

食べる

鳴門は本場中央にフードコートがありますので食事は大体そこで取ることになるでしょう。100円で買える「なるちゃんたい焼き」がご当地っぽさあります。ところで「なるちゃん焼き」ならわかるけど「なるちゃんたい焼き」だとちょっと違くないか…??というネーミングへの疑問が湧いてくるのですが。どうなんでしょう。

四国なので鳥系メニューもありますね。麺や串系メニューも結構ありますが、店舗数が多くない=選択肢が物凄く多いわけではないので食事事情としては「普通」でしょうか。いや全然悪くはないですけど。同じ1Fには売店があり、そこでなるちゃんグッズやアイス・ドリンク類が売っています。

 

おまけ:うずしお食堂にも行ってみよう

ボートレース鳴門のド正面に位置するうずしお食堂。場所が場所だけに地元のボートファンがあれこれとビール片手に語らっておりますが、ご当地食材での食事も充実しております。そして嬉しいことに朝6時から営業しているため、高速バスで来たものの到着が5時半…冬だし凍える…どうすればいいんだ…という時にはバスの待合室で少し待って行ってみるのが良いでしょう。暖かい「なるちゅるうどん」や魚料理は朝食としても優秀です。

徳島駅に宿を取って土日2日間の旅打ちだ!という時にも、2日目の朝食をここで取るようにしています。

 

泊まる

ボートレース鳴門近辺、鳴門公園の辺りにも宿は無いことはないのですがリゾートホテルなので非常に高価です。無料送迎バスもあることですし、徳島駅の周辺で十分でしょう。徳島駅周辺は食事処も非常に多いですし、夜もあちこち散歩するのが面白いです。阿波おどりシーズンで無ければ大体どこでも取れるのでは。

参考:徳島駅周辺のビジネスホテル (じゃらん)

 

おまけ:徳島で呑む

駅周辺には沢山飲み屋がありますが、やはり四国で海近くの街に来て魚を食べない手はないでしょう…!そしてご当地のお酒も頂きたい…ということで以前鳴門に行った際には活魚水産さんにお世話になりました。何食ってもうまい…

旅打ちはこういう楽しみもあるのが良いですね。