#13 ボートレース尼崎

 

行く

ボートレース尼崎は阪神電鉄の尼崎センタープール駅と隣接しています。駅までのルートとしては、東側から遠征で来た場合は新大阪→梅田から阪神梅田に乗り換えます。急行などで手前の尼崎まで来て、そこから各駅停車に乗り換えるのが最も早い行き方になるでしょう。尼崎センタープール駅は特急や急行の停車駅にはなっていないので、おのずと1回乗り換え回数が増えるのが面倒です。新大阪からJRのみで行けるルートもあり、新大阪→尼崎→立花と途中の尼崎で急行から各駅に乗り換えて立花から無料送迎バスとなります。

西側からだとどうなんでしょうね。使ったことはありませんが、新幹線で新神戸まで来たら新神戸→三宮と来て少し離れた阪神三宮駅まで歩き、そこから特急の梅田行で手前の甲子園駅まで行き、そこから各駅停車ということになるでしょうか。あとはJR立花駅まで来て無料送迎バスに乗る方が楽かもしれません。

尼崎センタープール駅まで来たら本場までのルートは非常に簡単です。改札を出て左手を見ると競争水面をぐるりと取り囲むチューブ状の通路がありますのでその中を通っていきます。この長めの通路、ちょっと府中競馬場っぽいですね。

 

場内設備

駅から本場への通路を抜けて階段を下りるとまず目につくのは外向前売発売所です。中に入らずともここで舟券が購入できるのですが、各場で外向発売所を擁するようになった昨今では珍しいですね。勿論尼崎にも外向発売所(後述)があるのですが、未だに残るこの発売所の雰囲気は「競艇」の名残りを感じます。中に入ると広場になっており、ちょっとした水場も。本場の建物までは大屋根があるのですが、2018年夏の台風で大穴が空く被害がありました。

尼崎と言えばこれ、という感じで名物になっているそうなのですがこの競争水面際のスタンド、結構な座席数があって晴れた日などにはとても良い気分で観戦が出来ます。あまりに座席数が多いので好きな所に座ってドカっと前の席に足を乗せる観戦風景が多く見られ「尼崎スタイル」なんて言われもいるようですが、行儀が悪いだけなので今のご老人方の世代までの流儀にしときましょう。

 

1マーク側に行ってみますと本場の中に鉄塔と電線がドーン。これもちょっと珍しいですね。メインスタンドに比べてこちらの西門側はちょっとひなびているというか…廃墟めいていますね。なおこの辺りの建物は解体が決定しています。跡地には選手宿舎が出来るんだとか。2022年までに完成の予定です。

ボートレース尼崎のマスコットは「センプル」くんです。「センタープール」が名前の由来なのと、尼崎のカエルすなわちアマガエル…とまあそういう事らしいです。他に色違いで桃色の「ピンクル」(1着・ピンが来る)と青色の「ぶるたん」(4号艇のブルーがターンする)というのがサブ的に居ますが…確かにオフィシャルサイトを見ると居ますけど…目立たないなあ…

マスコットがセンプルなら外向もセンプルです。というわけで外向発売所「センプルピア」です。2フロア構造になっていて、入り口は駅の改札すぐそばにあります。本場への通路の入り口のすぐ左側ですね。1日最大4場発売とちょっと少ないような気もします。

さて有料席の紹介です。尼崎の独特なところがこの辺に凝縮されているんですが、まず開門前に行くと有料席に入る人のための待合室があります。この待合室の名前がまず「ウィナーズロード」という何とも言えない名称。で、このウィナーズロードから入場する人は正門のゲートがオープンするよりも5分ほど早く(9:55頃)本場に入れるのですが、ゲート先の広場からメインスタンドの建物に行くまでの70~80mくらいでしょうか、場内のスタッフがズラリ並んで「おはようございます!」とお出迎え…ちょっと気恥ずかしいものがありますし、そんなに丁寧にされても困るんです!こっちはバクチ打ちに来た小市民なので!……まあ1回体験するのも面白いでしょう。

さて座席ですが殆どがダブルシートになっており、シングルシートは割合としては少なめ。一番1マーク寄りのブロックとそれぞれの列の一番前(下)がシングルシートになっています。お値段はシングルでもダブルでも2000円で統一、というちょっと強気な価格設定でした。なので2人で来ればワリカンで1人1000円ですが1人で来た時はどうやっても2000円ですので割高に感じるでしょうね。席は悪くないですしモニタはタッチパネルで「新しいな」という感じはしますが…やはり高い。

ドリンクは自販機式のフリードリンクです。この辺は他場の有料席と大体一緒。

 

観戦する

ボートレース尼崎で観戦をしようと思って競争水面際に行くとまず目につくのは2マークがやたらと近く見えることでしょう。ピットにも声が届くくらい近くまで行くことができます。競争水面の左側をぐるっと取り囲む駅からの通路、そして正面には阪神電車が常に走っているという面白い眺めです。特に子供はこういうの大好きそう。

他の場ではやはり1マークの方に行ってしまいがちですが、尼崎では2マーク側、ターンマークを真正面辺りに見えるような位置で観戦すると待機行動をじっくり見ることができますし、普段なかなかお目にかかれない角度で2マークの攻防を観ることが出来ます。

有料席からの観戦で一つ感心したのがこの「ひさし」ですね。大体ボートレース場のスタンドって前の方の座席は直射日光が当たるので不人気なのですが、このひさしのお陰でその辺はだいぶ緩和されています。伸縮するような作りで他場にもどんどん取り入れて欲しいものですが…多摩川とか。

 

食べる

ボートレース尼崎の場内食堂としては2Fの無料スタンドフロアと5Fの有料席フロアにそれぞれあります。両方とも名前が「水明」でメニューもほぼ一緒かな?メニューもスタンダードなものからちょっとした変わり種まで幅広いので、迷うことはあっても何も食べるものがない…という事はないでしょう。そういう意味ではボートレース尼崎の食事事情は良好といえます。表に写真付きでメニューが掲示されているのもありがたいですね。

個人的にイチオシなのは「肉すい定食」です。「関西風の肉うどんからうどんを抜いたもの」が肉吸いで大阪難波が発祥ですが、水明のメニュー群の中でも「関西に来たなあ」感が出るのはこれじゃないでしょうか。お値段もかなり安いし、肉吸いのお肉と漬物などで途中まで御飯を食べ進めておいて残り少なくなったらドボンして雑炊にするのがたまりません。

その他、関西らしく「粉もん」として「丸久」のお好み焼きや焼そばも良いのですが、有名なのはやはりこちらでしょうか。「大庄東婦人会」の「多幸焼」です。6個入りで100円という価格破壊!!この価格の秘密についてですが、タコが入っておらずコンニャクなどで歯ごたえを出しているというもの。「丸く焼いた粉もんにソースがかかってりゃたこ焼きだな」と勝手に納得してしまうジャンクな味です。

初めて行った時に「東京からこれ食べに来たんすよ!」と言ったら「アラ遠くから!ほしたらな、1個おまけしたるわな、その1個分はこっちのおばちゃんの給料から引いとくさかい」というコテコテの会話が。「おおきに」で返す心温まるやり取りです。

 

泊まる

ボートレース尼崎の近辺で宿泊するとなると、阪神尼崎駅前辺りになるでしょうか。もちろんより選択肢が多い大阪の方まで行ってしまっても良いのですが。住之江などにハシゴする場合にはそちらでも良いかもしれませんね。

参考リンク: 阪神尼崎駅前のビジネスホテル (じゃらん)

価格帯としてはシングルで4000~6000円の間くらいのものが多く、安価に泊まれる印象です。