#08 ボートレースとこなめ

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常滑駅は名鉄の駅なので、名古屋方面からでしたら名鉄名古屋駅から50分程度、同じ路線を普通・快速・急行・準急・特急など色々な種別の列車が走っていますが、名鉄空港特急「ミュースカイ」以外は全て常滑に停車するので特急・急行などが選べるのでしたらそれがベストです。いずれも中部国際空港行きとなります。新幹線から乗り換える際には乗り換え用の新幹線改札があり、JR在来線の各ホームをスルーして名鉄に向かうことになります。

中部国際空港(セントレア)からも同様に名鉄で2駅です。遠方から飛行機で来た場合、あるいは対岸の三重県側から高速フェリーで渡ってきた場合も同様、ミュースカイ以外のどの種別の列車に乗っても常滑には停車します。

ボートレースとこなめとボートレース津を2日間でハシゴする、という場合にはこの高速フェリー・津エアポートラインが有効です。三重県側の津なぎさまちという場所に到着します。

常滑駅からボートレースとこなめまでの道のりは徒歩になります。(近々巡回バスが運行開始らしいですが)
まず改札を出て右手にロータリーがあり、そこには常滑駅のシンボルとでも言うべき謎のピラミッドがドカンと現れます。

で、このピラミッド辺りから周りを見回すと道向こうの歩道にシマシマの屋根が付いているのが見えるはずです。ボートレースとこなめまでその屋根付き歩道は続いており、屋根の下を歩いていくことで雨の日でもあまり濡れずに行けますし、迷わず到着できるというわけです。大体徒歩5分くらいです。

場内設備

ボートレースとこなめは2021年11月に新スタンドがオープンし、施設も、食事も、何もかも、ほぼ全ての運用体制が変わりました。新スタンドは大時計から1マーク寄りに建設されており、2マーク側の旧スタンドはそのままの形で残されています。G1やSGなどグレードレースの時には開放されるのだとか。

常滑駅方面から歩いてくると、まずこの旧スタンド側が視界に入ることになりますね。そしてかつてゲートがあった所には新スタンドへの誘導看板が。それに従って東スタンドを左手に見ながら進んでいきましょう。

視界が開けて西側の新スタンドがデンと現れます。正門ゲートがあって開門前にはここに多数の人が並んでいるわけですが、そのゲートを横目に更に奥に進むと今度は公園の入り口が現れます。

新スタンド建設と同時に「Gruunとこなめ」「Moooviとこなめ」という施設が併設されましたのでそれですね。主に家族連れで子供用の遊具なども置かれています。ちょっとしたカフェスタンドなどもあるので喉が渇いた時や風に当たりながら休憩したい時にはいいかも。

さて結構な人数の行列を見ながらの入場です。そもそもここまで開門待ちをする人が多いのは何でしょうか。新スタンドに入ってようやくその疑問は氷解するわけです。皆、スタンド1F/2Fにある無料席の場所取りをしてしまうのですね。

後述しますがボートレース常滑の新スタンド、その有料席は安いどころか、個人的には法外の高さだと思っています。それは地元の常連の方もそう思っているのか、開門ダッシュで我先にと(本来はいかんのですが)座布団や荷物を置いて座席を確保してしまうのですね。これはいかん…有料席の価格改定もそうですが、旧スタンドの1Fを常に開放するなど、変な競争が起きないように運用を考え直してほしいものです。

外見はこんな感じで、結構コンパクト。このコンパクトさが座席の少なさの要因ともなっています。

当然の事ながら内装は非常に綺麗です。近年リニューアルした競艇場のスタンドは大体そうなのですが、茶色を基調としたシックな色合いです。予想屋さんのスタンドまでシック。

そして競争水面に出て2マーク側に行きますと公園があるのですが、そこに巨大な招き猫が。ここはトコタンじゃないんだ!?リアル招き猫なんだ!?……と数多くの人が突っ込んだであろう場所なのですが、結構広い公園になっているので親子連れも安心、パパは2マークでエキサイト、というわけです。いやママかもしれないけど。

外向発売所「ウィンボとこなめ」は競争水面の裏側にあります。本場から外向に対してはGruunnとこなめの所から1Mの水面際をぐるっと回っていける通路が用意されていますので、ここを通るのが最短ルートと思われます。

で、これがまた本場から歩くと結構遠いんですよ。この距離感、蒲郡もそうですね。どうせなら本場側の旧スタンドに作れば良いのではないかと思うのですが…まあ無理か。ビジョンの真裏にもデカデカとトコタンが描かれています。

荷物を預けておくロッカーは入場してすぐ右手の所にあります。使用は無料で、最初に100円玉を入れて鍵をかけ、開錠時に戻ってくるタイプになっています。

さて有料席の紹介です。

ボートレース常滑の有料席は「トコタンシート」という名称で売られています。
有料席フロア入り口に発券機が2機用意されており、ここで座席指定も含め購入となります。

価格は以下の通り。

トコタンシートA席:2000円(特定日3000円)
トコタンシートS席:4000円(特定日5000円)
トコタンシートグループ席:8000円(特定日12000円)

特定日って何??と思っていたのですが「土・日・祝、GⅠ以上のグレードレース及び年末年始」と公式サイトには書かれています。例えば土日連荘で行ったとして、一番お安いA席を両日使おうと思ったら土曜は2000円、日曜は3000円で合計5000円かかるという変動制料金となっています。めちゃくちゃに強気の価格設定な気がします。

ひとまず最もスタンダードなA席を利用したのですが、椅子はまあ普通。液晶モニタなどはありません。デスクにはUSB充電ポートとコンセントが1口づつ用意されています。

なんと自販機ドリンクはフリーではなく普通に100円とかで売っています。2000円からの席なのに…

モニタもフリードリンクもなく、電源だけ??これだけの値段がするからには、流石にもうちょっと何かあるでしょ??と思うのですが、まあ確かにあるといえばあるんですが、キャッシュレスカードへの1000円キャッシュバックと1FのE PRONT(エプロント)でのドリンク引換券が用意されています。

しかしながらこれがあったところで、土曜は2000円の1000円キャッシュバックで席料は実質1000円としても、日曜日は3000円になるのでキャッシュバック1000円は変わらないから席料は2000円と倍になるわけです。新スタンド前の300円席やロイヤル1500円席を知っている人は「本当に高くなったなあ…」とボヤいてしまうのは無理もないでしょう。

A席でこれですから、S席、グループ席はそれ以上の割高感です。S席なら4000円・5000円にキャッシュバック1000円ですからね。そりゃ誰も有料席なんか使いたがらないわけで、あの開門待ちの列も納得というものです。開門ダッシュで無料席を確保して、そこで1日遊ぶ方が全然リーズナブルですからね。

結論として、特定日以外でのA席ならまあ席料実質1000円だから許せる範囲として、それ以外の条件では有料席に入る理由がまず無いですね…待望のリニューアルで何でこんなことになってしまったのか。残念です。

おまけ:トコタングッズを見逃すな

さて、常滑といえばトコタンです。何者だよトコタン、となるわけですが、ボートレースとこなめのマスコットです。常滑市の名産品である常滑焼の招き猫がモチーフですね。ところが本人(?)曰く「平成26年4月に、常滑市制60周年を記念して「ボートレースとこなめ」のマスコットキャラクターから市の公式キャラクターになったニャン!!」ということで、ボートレース場のマスコットがそのまま市のマスコットに「格上げ」になった珍しい例でもあります。LINEスタンプも作られるという力の入れようです。24場のマスコット群の中でも相当に扱いが良いというか「まとも」なマスコットの1つです。場内のインフォメーションでグッズも多数販売されています。

で、この常滑市の公式キャラクターまで上り詰めたマスコット「トコタン」ですが、やはりグッズ化しやすいのかゲート近くのインフォメーションで色々と購入することができます。

マグカップやらトートバッグやらTシャツやら色々とあって、ああ、ちゃんとボートレース場のマスコットのグッズが購入できるのは良いことだなあ、旅打ちするからにはこういうのにお金を使わせて欲しいなあ、と思うわけです。キャラクターは凄くいいのにグッズが殆ど無い場とかあるんですよ!

観戦する

まあとにかく広いイメージがあるので競争水面際に出ると「うん…いいな…」と思うのですが、水面の広さ以外に周りに高層建築物が殆ど無いというのがありますね。海と空港に近いせいか晴れた日などの開放感は大きいでしょう。表には木で出来たベンチがありますし、また水面際は石段になっているのでそこに腰掛ける人が多数。

夕方になると1マーク側に夕日が落ちていくのでレースをする側から見るとスタート時に逆光になってやりづらそうですが、見る側にしてみれば綺麗です。仕方ない…それは仕方ない…

新スタンドになっても「地元の大スター 池田浩二」の看板は健在でした。

食べる

常滑の食事処はほぼ1か所、フードコートになります。フードコートには3つの店舗が構えていて「とこなめのごはん屋さん」「BIFTECA」「まるは食堂」です。

一番左の「とこなめのごはん屋さん」では割とサッパリ目のメニューが用意されています。おにぎりやシンプルな構成の定食、麺類もこのお店がメインですね。かつて旧スタンドで食べられた「どて丼」もここで取り扱いがあります。

真ん中の「BIFTECA」は名前の通り肉料理中心の割とガッツリ系。ステーキ弁当が1450円とこれまた競艇場で食べるには強気な値段のメニューだなーと思ったのですが、チキンステーキ弁当やカルビ弁当が1000円切りで、ライス大盛りが無料なところが割とミソで、満足感が結構ありますね。

一番右の「まるは食堂」は海鮮系、エビフライ・キスフライなど揚げ物系もありますし、シラス丼など生食系のメニューも用意されています。ビールなど酒類の販売もこちらですね。3店舗でメニューを調整してバランスを取っている感じはします。

1Fスタンド内には有料席のくだりでチラっと名前が出てきた「E PRONT」(エプロント)があります。コーヒーやパン系・ホットドッグなど軽食の取り扱いがあります。レモネードがやたらと推されていますね。

なお有料席で貰ったドリンク引き換えチケットはここで使えますが、無料引き換えは「コーヒー・紅茶・オレンジジュース」で、その他のドリンクは追加料金が必要になります。適当に「カフェラテ」って言ったら追加料金を取られて「え…ああ…そうなんだ…ハイ」と少し残念な気持ちになりました。お高い座席を取ってこれか…

泊まる

常滑駅周辺の宿泊施設を調べてみましたが、中部国際空港に近いせいか駅前にはポツポツあり、皆無というわけではないのですが、繁忙期などは取れない可能性もあります。まあ大体4000~5000円で行けるのではないでしょうか。

参考リンク:常滑周辺(知多半島)のホテル (じゃらん)

翌日ボートレース蒲郡にハシゴする場合などは名古屋駅周辺に泊まって翌朝移動で良いですし、ボートレース津に行く場合も一旦名古屋駅まで戻って宿泊して翌日朝に移動するか、あるいは常滑の最終レースが終わった後に中部国際空港に移動、高速フェリーで津に渡って津駅前に泊まってしまうのがよいかもしれません。津駅前は選択肢が結構ありますし安価です。

コンテナの宿!

常滑の宿を探していた時に見つけた「HOTEL R9 The Yard 常滑」が中々面白かったので紹介します。2019年8月にオープンした宿で駅から結構歩くのですが、建築用コンテナモジュールを利用した1棟1客室型の宿泊施設で、有事の際には被災地に客室コンテナごと引っ張って行って使うのだとか。

部屋の中も水回りも新品同様で物凄く綺麗でした。
面白さ重視で行った割に宿として相当にまともで、お得感があります。もし常滑駅近辺の宿が見つからない場合にはこういう所を利用してみるのも良いのでは。