#05 ボートレース多摩川

 

行く

ボートレース多摩川へ行くルートは3つほどあります。JR南武線/武蔵野線の府中本町駅から無料送迎バス、多磨霊園駅から無料送迎バス、そしてボートレース多摩川の最寄り駅である西武多摩川線の競艇場前駅まで行く、というのが公共交通機関を使ってのルートになるでしょう。

競艇場前駅は単線でJR中央線の武蔵境駅からの乗り換えになります。例えば東京方面からですと東京始発の快速電車で武蔵境まで来て乗り換え、途中の新宿からも同様のルートです。武蔵境を出て10分ほど乗れば競艇場駅に到着です。帰りのルートについても同じなので迷うことはないでしょう。開催日にはサービスとして改札近くで片道切符を配っている事もあります。競艇場駅で使用しているホームは1つなのですが2つだった頃のホームが使われないままに残っていて、そこにはボートが展示されています。

続いて府中本町からバスを使うルートですが、立川方面、横浜方面からの場合はこのルートが良いでしょう。中央線からも西国分寺からの乗り換えで府中本町に行くことが出来ますので、新宿方面から見た場合には新宿-武蔵境-競艇場前のルートと、新宿-西国分寺-府中本町という2つのルートが選択できます。(到着が早いのはおそらく競艇場駅の方でしょう)……そして府中本町駅で注意すべきは出口、改札です。改札は1つしかありませんが、土日など東京競馬場がオープンしている時にはもう1つ、臨時の競馬場口改札が開放されます。これが本来目指す改札よりもやたら大きいですし大体の人はそちらにドヤドヤと向かいますのでつられてしまいがちですが、その反対側のこじんまりとした改札を目指して下さい。

改札を出たら左手すぐにバス乗り場があります。係員の人も立っていますし看板もありますのでそこに並びましょう。時間帯にもよりますが、大体10分~15分に1本くらいのペースで出ています。道路の混雑状況次第ですが大体10分程度でボートレース多摩川に到着します。

そしてもう1つ、多磨霊園駅のバス乗り場ですがちょっと分かりづらいかもしれません。改札を出て右側、坂を下っていく事になります。少し行った所に居酒屋とマンションに挟まれた、何も無い駐車場のようなスペースがあるのですが…実はそこがバス乗り場です。周りには府中本町同様に係員の人が居るのでそれで分かると思いますが、初めて行くと「ここ!?」ってなるかもしれません。ご安心下さい。そこです。

 

場内設備

バスを降りたら目の前がボートレース多摩川の正門です。ちょっと奥まった所にゲートがあり、その手前に外向発売所「ウェイキーパーク」があります。開設当初は8場までの発売でしたが現在は12場発売と大幅に拡大されています。また本場のゲートを通ったすぐ先にある投票所と、そして有料席でも12場の舟券を購入する事ができます。

ゲートの手前、左手にはコインロッカーがあります。100円投入式ですが後でその100円は返ってくるタイプの無料ロッカーです。ウェイキーパークの開設に合わせて導入された真新しいロッカーです。

さてゲートを抜けて場内に入ると…「魚市場??」と初めて行った際は思ったものですが、何というか昭和感が色濃く残る建物です。この1Fのフロア、非常に広いのはよろしいのですが密閉感はサッパリ無いので冬寒く夏暑い、という平和島1Fと似た状況です。予想屋さんはこの全員このフロアにおり、ブースが並んでいます。

もちろん2F・3Fの無料スタンドは空調が効いていて快適ですよ。2Fスタンドは椅子のみ、3Fスタンドに階段を使って上っていくと(エスカレーターは2Fまでです)無料ながらデスクが付いた席があります。この3Fについては有料席のくだりで改めて説明します。

さて競争水面側ですが、まず目につくのは芝生でしょう。2017年までは1M側のみでしたが、2018年の初夏までに2Mまでの全面芝生化がなされました。週末などは子供がワーっと走っていたりして微笑ましいです。転んでも怪我の心配が無いのがよいですね。(1枚目の写真は芝生が無かった頃のもの。地面はアスファルトです)

そして競争水面の傍に近寄って下を見ると、ばかでかい鯉がウジャウジャいます。何でこんなに居るんだろう…といつも思うのですが、鯉以外にも結構な種類の魚がおり、それを目当てに近くの多摩川からサギなどの中型鳥が飛来します。ふと気がついたら目の前の消波フェンスの上に止まっていてギョッとすることも。

大時計の所には確定表示板がありますが、これは2018年夏の終わり頃に新設されました。代わりと言ってはなんですがビジョン横の確定表示板と2連単オッズ表示板が完全に壊れてしまい…どうも夏の落雷で完全に壊れてしまったようなのですが、早期対応を願いたい所です。この確定表示板の右側には水上ステージがあるのですが、使ってるのをあまり見たことがありません。勿体無い。確か花火大会(後述)の時の市長挨拶などで使われていたような…それくらいです。

1M側には張り出たデッキがあり、より迫力のある近い視点でレースを観戦する事ができます。これもボートレース多摩川の名物と言って良いでしょう。夕方のこのデッキからの眺めは中々のものです。

2M側、ゲートを入ってすぐ左手にはステージがあり、開会式や表彰式などは全てここで行われています。たまには水上ステージを使えばいいと思うんですがね…ライトや音響設備などが整っているのがこちらだからなのか何なのか。

さて有料席の設備についてですが、まず有料席の価格はどこでも500円です。で、有料席のみでキャッシュレス購入が出来るのと、外向同様に12場の舟券の購入が出来ます。フリードリンクは給茶機のみです。まあそれでも500円。安いのでは??と思うのですが、難点がありまして「座席がやたら古くて狭い」のです。こればっかりはマイホームプールと言えども嘘はつけない。実は無料スタンド3Fのデスク付きの席の方が奥行きも横幅もずっと広いんですね。なので常連の方々は開門ダッシュで無料スタンド3Fの席を取りに行ってしまいます。むしろそのために開門待ちをするレベルです。

まあ安いことは安いので、そういう席取り合戦をしなくても済むというメリットはありますし1M寄りの攻防が見られるというのは良いことなので、1回入ってみてもよいでしょう……あ、もう1つこの有料席、難点がありました。柱が観戦の邪魔になる席がありますので要注意です。もし有料席を取る場合には、100~110番くらいの辺りが良いかなと個人的には思います。

 

観戦する

ボートレース多摩川は「日本一の静水面」とよく呼ばれていますが、その立地上あまり風が吹かないのが大きいでしょう。周りに山もなければ海もない、都市の平野部の中にドンと水面があるということで天候が悪さをするとすればゲリラ豪雨や台風くらいでしょうか。雪も降りますが都内ですのでそこまで大雪にはなりません。

晴れた日などは1M側、是政橋の向こう側に富士山が見えたりします。正月は1月2日あるいは3日くらいが初日になるのですが、その際には甘酒が振る舞われたりします。それを頂きながら富士山が見えると、何というかラッキーな気持ちになれるかもしれません。舟券が当たるかは自分次第ですが。

 

おまけ:花火大会があります

ボートレース多摩川では毎年7月の最終週あたりの金曜日に府中市主催で花火大会が開催されます。ボートレース多摩川自体は青梅市が運営(府中市は平和島運営)なのですが、場所は府中市なのでこの手のイベントは現住所基準でやるんですね。どういう取り決めかはよく知りませんが。最後には1M側でナイアガラもやります。ターンマークのシルエットがまた非日常感があってよいですね。

普段レースを見に来る場所で、そのレース場となっている競争水面から花火が打ち上げられるのは視覚的にかなり面白いですね。規模も中々に大きいため当日は毎回とんでもない数の人で賑わいます。SG優勝戦以上の人密度になるんじゃないでしょうかね?実際どうかはわかりませんが。「普段からこのくらいレース見に来てくれたらスタンドなんかすぐに建て替え出来るんだけどな…」とビール呑みながら思ったりもします。

花火大会の日程は毎年、広報ふちゅうの7/1号辺りに掲載されます。

 

食べる

ボートレース多摩川の食事事情ですが、まあ中くらいといいますが、よりどりみどりではないけど食べるにはあまり困らない、悪くないという印象です。朝食というか軽食がちょっと弱いかな??というくらいです。その辺は競艇場前駅の前にローソンがありますので、そちらから来る場合には何か買ってくるのが良いかもしれません。(競艇場はその手の持ち込みはOKです)

さて昼食はと言いますと、ボートレース多摩川と言えばこれでしょう。1M寄りの食堂「ウェイキー」で食べられる牛炊。牛テールスープの雑炊でゴロっとホロホロの柔らかい牛肉が入ってネギをパラリとしたシンプルな作りですが、名物に美味いものなしという言葉はここには当てはまらないのでは。まあ初めて行ったならこれでいいんじゃないでしょうか。食べている途中で添え物のキムチを入れて味を変化させるなどの楽しみもあります。たまに妙に塩っ気がない日もありますが…「なるほど今日は高齢者向けセッティングか」等と適当に納得して食したりもします。

いわゆる「バクチめし」の中でも認知度と人気ではトップクラスですね。ウェイキーには他に日替わりランチもありますし(入り口のガラスケースで内容をチェック)、非常にスタンダードな作りのラーメン。まさに公共機関の食堂ラーメン的なやつもありますし、あと個人的には豚汁ライスをよく食します。下手すると牛炊より回数食べてるんじゃないかな。具がゴロッと沢山入っていますのでそれだけでご飯が食べられます。

さて2M側(正面ゲート入ってすぐ)の所にも食堂がありまして「彩り亭」といいます。こちらはカツ丼、うどん、そばなど麺類や丼もの中心のメニューですね。常設メニューとして魚定食などもあるので、今日は魚だなーって日はこちらにフラリと来て食べたりもします。ウェイキーに比べていつ見ても空いているのがちょっと心配。多分、イチオシメニューというか名物の無さが弱点だとは思いますが…何か出来るとよいのですがね。

 

おまけ:ボートレース多摩川のコラボ酒がある

ボートレース多摩川を主催する青梅市に小澤酒造という酒造があり、そこで「澤乃井」というブランドを持っています。その澤乃井をベースにボートレース多摩川専用の銘柄「万舟」が製造されています。味は淡麗辛口。この万舟は普段は購入することができず、毎年3月頃に行われる企業杯「澤乃井カップ」でのみ販売される割とレアな酒です。しかも当日は12R販売中にのみ買うことが出来るというハードルの高さ。(1Rから売ると本場の中で飲んでグデングデンになる人が多くなるから…)

11Rまでに購入資金を稼いで万舟買って帰りましょう、というわけです。

 

泊まる

ボートレース多摩川近辺の宿泊施設としてはあまり多くありません。近場で選ぶとなると府中駅の近辺でしょうか。西東京サイドでは更に立川まで行くと選択肢は多いようです。

参考リンク: 調布・府中のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 池袋駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 新宿駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 上野駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 蒲田・大森駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)

翌日の動向次第ですが、例えば他場に行くのであれば新宿辺りが良いのではないでしょうか。新宿からですと戸田は埼京線で1本、江戸川も都営新宿線で1本、平和島は中央線で神田まで行き京浜東北線に乗り換えて大森、という1回乗り換えのルートで行くことができます。