#02 ボートレース戸田

 

行く

電車で行く想定であれば、JR埼京線の戸田公園駅からの無料送迎バスでよいでしょう。かつては西川口駅と結ぶ路線もありましたが、2022年以降は戸田公園線のみとなっています。

旅打ちの人にとっては羽田空港や東京駅など、交通の要所からのルートが気になる所ですが以下のようなルートになるでしょう。これは山手線の東側を通る想定です。

・羽田空港第1/2ビル-(空港モノレール)-浜松町ー(京浜東北線/山手線)-東京-(上野東京ライン)-赤羽-(埼京線)-戸田公園

山手線の西側を通る場合は非常に簡単で、埼京線1本で行けます。埼京線は各駅も快速もどちらでも戸田公園には停車しますので迷うことはありません。新宿辺りからですと各駅と快速では所要時間に最大10分程度の差があります。(そんなに変わらないですね)

・大崎-渋谷-新宿-池袋-赤羽-戸田公園 (主要駅のみ抜粋)

戸田公園に到着した後のバス乗り場ですが、唯一の改札を出たら右前に進んでいくと階段があります。そしてその階段の手前には出走表置き場がありますので目印になります。で、階段を下りるとバス何台分かの停留所があり、停留所の一番奥のレーンからボートレース戸田行きのバスが出ています。

バス乗り場は係員の方も立っていますし、予想専門誌を売っている人も居るので見つけやすいでしょう。なお、戸田公園駅は改札の正面が駅直結のショッピングセンターになっており、そこを通り抜けて一番奥から出ると目的のバス乗り場のすぐ横に出ることができます。雨の日などはそちらを通るのもよいでしょう。書店、雑貨、ファーストフードや100円ショップなどもあるので待ち合わせ等にも重宝します。

道路の状況にもよりますが、大体5分程度でボートレース戸田に到着します。

 

場内設備

バスを降りたら戸田のシンボルと言ってもよい立派な橋(本記事のトップにある画像参照)を渡って場内に入っていきます。戸田の1日あたりの来場数はどうやら24場で一番らしく、大体いつ行っても結構な賑わいです。場内もかなりの広さで、特に2Fの無料スタンドの座席数の多さは圧巻でしょう。ただし4人並びでワンセットの座席なので端と端に誰かが座ると真ん中の2席が死にがちなのが難点ですが…

週末など、橋の上から競争水面の反対側を見るとボートの練習をしているところが見られます。ここは1964年の東京オリンピックの際にはボート競技の競技場として活躍したそうです。実際には1940年の「幻のオリンピック」のために建設が始まったそうですが、結局そのオリンピックが無くなった為に戦後の東京オリンピックに持ち越し。開催日の間はこのボート競技の練習場とボートレース戸田の競争水面の間に仕切りが置かれ、相互に行き来できないようになっています。非開催日はその仕切が無くなって競争水面もボート練習場に変わります。優勝戦の後などに橋の上から見ていると、その仕切りを実際に動かす所が見られるのでチェックしてみるのも良いでしょう。

戸田は全体的にスケールが大きいのですがホールも巨大で、週末の開催日などは色々なイベントが行われます。埼玉支部選手のトークショーや埼玉県出身の演歌歌手あたりが多い印象でしょうか。そういった催しが無い場合はビジョンで本場のレースを流しており、ちょっとした休憩所としても活用されています。

戸田は他場同様にキッズルーム等も勿論あるのですが、他の場であまり見ない施設として2Fにゲームセンターがあります。結構広めの敷地でUFOキャッチャーが5割、スロットが2割、筐体ものゲームが3割くらいでしょうか…

客層を考慮して麻雀などのテーブルゲーム系が多いですね。そしてもう1つ珍しいのが場内に理容店があることです。これも24場で唯一、ではないでしょうか。これがまた結構人気らしく、朝一に行って予約しておかないと入れないらしいです。

戸田は他の場に先駆けて色々と面白い試みをやっていて、完全ペーパーレスとなる投票システム(スマホアプリでマークして購入する)や、場内の混雑状況を表示するシステムなどを見ることができます。以前は戸田で一世を風靡した伝説のモーター、44号機も展示されていました。このモーターにお世話になった人も多かったのでは。

さて、肝心の有料席なのですが、どうなんでしょう…全国の場と比べてもあまりオススメ出来る感じはしません。価格設定についてですが「上半分が2000円・中下段が1000円・最下段が500円」という、高さによって価格が変わるシステムになっています。

有料席を選ぶ際の最大のポイントとして「7段席と10段席がある」事に注意してください。最上段から最下段の窓まで、同じ高さに7段と10段のデスクを詰め込んだ席が別々にあるものですから7段席と比べて10段席は狭く、全く余裕がありません。滅茶苦茶狭いです。でも値段は一緒。

 

7段席、そして10段席の写真ですが、机の奥行きが全然違う事がわかります。10段席の方は出走表を広げるスペースすら怪しい奥行きのなさですね。そしてこの急勾配、お分かり頂けるだろうか…実際のところ、結構危ないです。

さて、コストパフォーマンスで考えると「7段の500円席が一番いいんじゃないの?」と思うのですが、それはその通り。ですが有料席の窓口に並んだ人は皆同じことを考えます。開門前から並んでいるならともかく、開門後、レースが始まる前くらいにのんびり行った頃には7段の1000円席も半分くらいは埋まっている、という状態になっています。座席は当たり前ですが7段側から埋まっていきます。500円だからと言って10段の最前列を取っても今度は舟券を買いに行くたびに登山です。長い階段の上り下りを繰り返し、最終レース頃には足パンパンです。せめて3段目くらいから1000円になってくれれば、もっと利用者は増えると思うのですが。

 

有料席フロアは自販機式のフリードリンクなので頑張ってここで元を取りにいくのも良いですが…値段なりの価値があるかないかと言えばあんまり無いです。もともと戸田は無料スタンドの座席数が半端ないですし、あちこちに座れるスペースがあるので無理して取る必要は無いんじゃないかなーというのが現在の所の印象です。

おまけ:青タンと赤チン

ボートレース戸田の競争水面の奥にそびえ立っていたオッズ表示版(現在は廃止されています)3連単の全オッズ120通りを表示する珍しいタイプだったのですが、10倍を切ったオッズについては文字の色が緑色、逆に1000倍を超えたオッズについては赤色で表示されるよう設定されていました。戸田に通う先輩方はこれを「青タン」と「赤チン」と呼んでいるようです。数回聞いたので割と浸透しているスラングなのでしょう。
(例:「あれ1-2-4!ガチガチじゃないの、こりゃ青タンかい?」)

 

観戦する

ボートレース戸田が戸田たる所以は1マークの角度でしょう。このように上から見るとよくわかるのですが、客席側から見てかなり手前にターンマークが設置されています。大体3コース辺りが丁度いい位の位置で、1・2コースはスタート位置から斜行してくることになります。これによって3・4コースの中枠によるまくりが決まりやすく、インの勝率が全国平均と比べても低めになっています。中枠が行けば外も…と、5・6コースにも十分チャンスがある水面です。

競争水面と1Fの屋外観戦席の間には透明な仕切りが設置されており、水しぶきが飛んでくることはありませんが至近距離で見られないのがちょっともどかしいですね。1マークよりの2Fにも屋外スタンドがあって、ここからは1マークの攻防を斜め上の「いい角度」から眺める事が出来ます。晴れた日などにはここから見てみるのもオススメです。

戸田は全体的に建物がお洒落でも綺麗というわけでもなく、どちらかと言えば無骨な印象を受けますが周りに高い建築物が無いせいか、やたらと「いい感じ」の風景を見ることが出来ます。「やはり競艇場は美しい」そう思わせてくれるエモい光景が当たり前のように現れます。

ビジョンの後ろにある鉄塔って何???という疑問が湧くのですが、これはTBSラジオの戸田送信所が裏手にあり、中波送信用のアンテナなんだそうです。で、このアンテナがあるせいで強力な電波干渉が発生するため戸田場内のモニタは電磁シールドを強化した収納箱に収められているのだとか。今は全面的に液晶に切り替わっていますが…液晶も影響されるんだっけ??

 

おまけ:春の珍事

2018/03/21、SG第53回ボートレースクラシックの優勝戦が浜名湖で行われる日、戸田には昼前から雪が舞い始めて7レースが始まらず1時間ほど経過した所で中止のお知らせ…春の雪で気温と水温との温度差が広がり、競争水面上にモヤが発生したとのことで視界不良での中止、ということでした。戸田はその立地上、台風でも直撃しない限りはそうそう中止にならないのですが、こればかりはしょうがない。不完全燃焼モードになった戸田のお客さんが多数、浜名湖の優勝戦に突っ込んでいって万舟レースの餌食になった模様。

 

食べる

戸田の食事処は3Fに集中しており、複数の店舗が集まった非常に広いフードコートと、これまた広めのレストランの「ワールドII」に分かれています。1F・2Fの売店で軽食が買えますが、昼食ならば大体その2箇所になるでしょう。フードコート側ではラーメン専門の「昇竜」や吉野家、定食専門の「しぶき」等の店舗、うどん屋さんもあります。

ワールドIIでは丼ものが強いので、カツ丼やカツ煮定食が食べたい場合などはそちらが良いでしょう。表にメニューが出ているので一度見てみましょう。フードコートは実際に店頭のメニューを見ながら選んでみるのがよいです。

昼飯には「ご飯と味噌汁とおかず」を食べたい派なのでフードコート側の「食事処 しぶき」によく行きます。10種類くらいの定食がいつでも食べられますし日替わりもあるので飽きが来ないのもよいですね。そういう意味では戸田の食事事情は良いほうだと思います。

朝飯に食べられる物が少ないのが難点かな?戸田公園駅のショッピングセンターでバスに乗る前に買ってしまうという手もありますね。あとは1F・2Fの売店で手作り感溢れるサンドが売っています。具沢山でコンビニ物とはまた違っており、うまいですよ。

 

泊まる

さて、東京のどの場でも言えることなんですが、宿泊事情って今どうなんでしょうね…都内に住んでいると調べないものですが。

参考リンク: 赤羽・板橋駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 池袋駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 新宿駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 上野駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 蒲田・大森駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)

戸田公園からアクセスが良い赤羽・池袋・新宿・上野など…安い所は幾らでもありますし選択肢が多すぎるくらいでしょう。次の日にどこへ行くかで決めるのがよいのでは。ボートレース場のハシゴ目的で、例えば多摩川であれば西東京寄りの新宿近辺、江戸川や平和島であれば上野あたりか…どこに行くにも大きな手間は無いのでコスパで決めてしまってもよいかもしれません。