#01 ボートレース桐生

 

行く

電車で行く場合、ボートレース桐生の最寄り駅はJR岩宿(いわじゅく)駅になります。ボートレース桐生は阿左美沼(あざみぬま)という沼を利用して作られており、その沼を区切った淡水プール的なボートレース場です。

電車で行くにあたっては東武・新桐生駅でもよいのですがこちらは乗り合いのタクシー利用で発車時刻はまちまち。都心から最速のルートは浅草・北千住から特急りょうもう号で新桐生なので、その場合はこちらを使うとよいでしょう。無料送迎バスについては行き帰り共に岩宿便しかありません。両毛線で来た場合には駅前に無料送迎バスが待っていますので乗り込みます。駅前と言っても小さな停車場がある程度なのでバスってどこから乗るのー??と悩む事はないはずです。

上の写真で言うと、自転車に乗ったおじさんが居る辺りがバス乗り場です。電車を降りた直後なら同じくボートレース場に向かう人たちが居るので付いていくのもアリですね。なお岩宿からであれば15分くらい歩いてもボートレース場に行けますので、半端な時間に帰るような場合は少し長めの散歩と洒落込んでも良いでしょう。

 

おまけ:日帰りで安く行くために

都内に住んでいる場合は、ナイターの最終レースまで見た上で鈍行のみでも帰宅が可能です。結構複雑で慌ただしい行程になりますが、最終的には零時半頃に新宿に到着することができます。西東京の人であればまだ帰宅の電車がギリギリあるくらいですね。

で、土日に鈍行オンリーで行く場合には「休日おでかけパス」が有効です。小山と岩宿の間に「足利」という駅があるのですが、このパスの有効範囲がそこまであるので往復で考えると多少オトクに行くことができます。足利~岩宿の330円を追加で払うことになります。

往路の320円は岩宿で電車を降りた際に駅の改札で精算、復路分は岩宿~足利までの330円分の切符を買っておいて最終下車駅(都内)で有人改札にて切符とパスを出す、という手順になりました。高崎回りではこの休日おでかけパスの範囲外をずっと通ることになりますので結局安くならず、そのため小山経由で行く前提となります。

 

場内設備

桐生は入り口が2箇所あり、送迎バス乗り場や外向発売所がある入り口(メインゲート)は北ウィング側になります。1M寄りの南ウィング入り口は主にそちらの駐車場に車を停めた人向けのもので、なぜかモアイ像がシンボル的に設置されています。なぜモアイなのかは謎。

こちらが北ウィング側入り口。本場に入るために外向発売所の中を通っていくという構造になっているのはちょっと珍しいですね。開門前には別の場所のレースを見ながら外向の中で待つことになります。

さて、まず場内に入ったら向かう(と思われる)のはこの南ウィングの建物にあるフードコート…ではなく、同じ場所にある総合インフォメーション、の横にある有料席チケット売り場です。券売機式で開門直後だと並んで買うことになります。いい席(後述)はすぐ無くなってしまうので。このフードコードの横にはイベントステージがあります。

と、有料席の前に無料席をざっと見てみましょう。全体的に建物が新しいですね。屋内スタンドは無料席でもドリンクホルダーがあったりして快適です。屋外での観戦も椅子のある部分は張り出した大屋根の下なのでよほど強い風雨でなければ濡れなくて済むのでは。

さて、有料席ゾーンの紹介ですが、桐生の有料席はシステムが結構複雑で初見の人には辛い所がありますのでそこを押さえていきます。公式ページの解説だけでは足りず、現地に行った時に戸惑う所もあるんですよね色々と。

まず有料席ゾーン全体を「インペリアルビュー」と呼び、その中に「PISルーム」というちょっとお値段高めの豪華な設定のゾーンがあるため、インペリアルビューは2つに分かれているということになります。

これがPISルームとそうでないゾーンの境目。大時計に近い手前がPISルームで、その奥、インペリアルビュー敷地の2/3ほどが通常の有料席ゾーンです。面積が大きく手ごろな有料席があるゾーンの紹介から行ってみましょう。

最も席数が多い赤い椅子の「プライベートシート」からですが、1000円という価格設定がなされています。普通あるいは少し割高に思えるのですが、このプライベートシートの最前2列はお得な価格設定、500円となっています。

なぜ前の方が安くなっているかと言えば、おそらく券売機のある所まで段差を毎回上ることになるのでお年寄りに不人気だからでしょうかね。運動不足解消と思えば二重にお得と言えなくもないです。

そしてこの最前列の座席にだけ、コンセントがあります!これは激アツポイントですね。ただでさえ安いのにその安い席にだけコンセントがあるという。これは素敵。あと謎のCAT5Eポート。有線使えるノートPC持っていったことが無いので使えるかどうかはわかりません。

で、2列目以降を見てみるとこんな感じでコンセントがありません。その代りにドリンクホルダーが用意されていますね。そうなると500円席を取るなら最前列、というチョイスで良いのではないでしょうか。2列目を取る理由があまり無いような。

プライベートシート最前列の更に前に1列ずらりと並んでいるのが「アクアシート」です。ここはグループで来た時にぜひ取っていきたい、いわゆる「お座敷席」ですね。これが4000円です。

実は無料スタンド最前列にも「わいわいシート」というお座敷席があり2000円なのですが、わいわいシートはモニターや電源コンセントがありません。有料スタンド側はあります。そのくらいでしょうか。

4人くらいで行った時にはワリカンしても1人1000円ですからリーズナブルな設定ですね。あと有料席は1人のチケットにドリンク一杯分のサービス券が付いてくるので席料が丸々1000円という感じはしないしお得感があります。

複数人で桐生に行った際は是非一回体験しておくべきシートでしょう。最前列にあるので眺めも非常に良いです。なおこのシート、かなり人気があるため開門直後にすぐ取っておかないと無くなるので要注意です。

有料席ではゲートを抜けた所のインフォメーションでタブレットの貸し出しを行っています。座席数分は無いので先着何十名かになってしまうのですが、開門直後に行けばまず借りられるでしょう。DKカード(無料で作れるキャッシュレスカード)の会員番号と自分で決めたパスワードでログインし、投票所にあるDKカード対応の発券機で入金しておいた資金を使うことになります。

アクアシートやプライベートシート(の前の方)を取った時には上り下りが面倒なのでこのタブレットを活用すると投票所まで行かなくてよいので楽ですね。

 

続いて有料席ゾーンの1/3ほどの面積を占める、ちょっと豪華な「PISルーム」側の有料席を紹介します。

こちらはどう差別化が図られているかというと、まずドリンクはフリードリンクで売店で席のチケットを見せると好きなソフトドリンクを入れてくれます。あとは食事を持ってきてくれるデリバリーサービスあり。この2点がゾーン間の最大の違いでしょうか。

1人でPISルームの席を取る時には「ファーストシートA/B」を取ることになるでしょう。A/Bの違いは価格と備え付けの電子機器類で、Aのモニタは大型ワイドスクリーンでタッチパネルになっており、DKカードを使ったキャッシュレス投票をタッチ操作で出来るようになっています。

Bの方は通常の液晶モニタで、キャッシュレス投票は備え付けのタブレットで行う事になります。この操作は先述のインフォメーションで貸出されているタブレットと同じもの。カードの会員番号とパスワードでログインして使います。

この写真はファーストシートAですが、基本レイアウトはAもBも変わりません。サービスコンセントが1つ用意されているのも一緒。

A/Bの最大の違いはこのタッチパネル対応のモニタがあるかないか、でしょうか。まずカードリーダーの上にDKカードを置くことで反応し、ログイン画面が出てきたところでパスワードを入力して投票画面/実況画面に入ります。

で、ここに躓くポイントがあるのですが、このA席を取ってカードリーダーにカードを置いただけでは「使えません」…!?

最初に利用した際に滅茶苦茶に困ったのですが、なんと有料席ゲート手前のインフォメーションで「座席とカードの紐づけ操作」をして貰わないと有効にならないのです。初見じゃ無理だわーそんなのー。

ということでA席を取ったら、有料席ゲートを通る手前でカードと座席の紐づけをしてもらって、ゲートを通り、そして着席の後にカードリーダーにカードを置いて操作しましょう。もちろんこれはA席だけで、他の席でタブレットを使う場合には会員番号から手入力することになりますから紐づけも不要かと思います。

さて、PISルームはシングル向けのシートばかりでなく、もちろんグループ向きの席があります。

先述の「アクアシート」と同じ最前列の並びにあるのが「エグゼクティブシート」です。もう名前からして強そう…!お値段もアクアシートの倍の8000円(定員6名)と、かなり強気の設定なのですが、さてどうでしょうか。

広さはアクアシートと同じ、モニタは2台とこれも同じ、違いはと言えば「おしぼりがある」「赤ペンがある」そしてPISルームだから「フリードリンク」だし「ご飯を出前してくれる」ということでメニューなども置いてあります、が…ちょっと驚きなことにアクアシートの違いは「それだけ」です。

「これでよくもエグゼグティブを名乗れたものだ」という恥ずかしい内容と言ってよいでしょう。正直A/Bシートの設備からして「キャッシュレス投票用のタブレットやタッチパネルモニタが常備されているんだろう」とか「コンセントも当然あるんだろう」と思っていたのですが、無いんですよ。8000円の席なのに。

ということでキャッシュレス投票はインフォメーションでタブレットを借りてくる必要がありますし、コンセントが無いのでその点で「アクアシートより劣る」という、ちょっとどうかしている構成になっています。

個人的には滅茶苦茶にガッカリしたのでお勧めしません。お値段半分、内容変わらずどころかコンセントまでついているアクアシートを取ってしまうのが最善です。フリードリンクと言ったってそんなガボガボ飲まないですし。

 

 

観戦する

競争水面向かって左手、北の2マーク側に赤城山があり、反対の南側1マークは盆地となっているため山側からの強風(これが「赤城おろし」)が吹き下ろす事がたびたびあり、それがレース予想を難しくしているところでもありますが、穴党にはそういう日のほうが有り難いかもしれません。そんな側面もありながら、晴れた日に行くとそれはそれは美しいボートレース場です。

桐生と言えば関東で唯一のナイター場です。夕方から夜にかけての空の色彩の変化とライトの光が相まって、これがまたとても美しい場です。阿左美沼はその環境から野鳥の群生地にもなっているようで、最終レース近くの時間になるとターンマーク付近や競争水面奥の消波板の所にズラリと鳥が並んで止まっていることも。

 

食べる

桐生の食事情はフードコートの存在もあり、良好です。

ラーメン屋「秘伝」で麺もの、新井食堂で同じくラーメンや定食、そして定食メインの「こめ蔵」、鉄板焼き「あれこれ」で焼きそばや串ものが買えます。揚げ鶏も人気ですね。320円で中々にガッツリとしたものが食べられます。塩・胡椒の2種類の味から選べます。あとは複数の店舗でソースカツ丼も売っており、こちらも群馬県発祥という噂もあるプチ名物です。

せっかく来たのだから名物を食べておきたいという場合には2階のレストラン「ダイニング 雷神」で「ひもかわうどん」を頂いてみるのも良いでしょう。

こちらの店舗には鉄火丼などもあり、山間部にありながら結構食いでがある一品が出てきました。桐生はナイターレース場なので20時くらいにはそれぞれの店舗が店じまいの支度を始めます。夕飯を食べるなら19時半くらいまでには行っておきたいところですね。

 

おまけ:桐生名物はもう1つある

車で来た人にオススメという話になってしまうのですが、ボートレース桐生と新桐生駅を結ぶ道路の途中に「フライングガーデン」の1号店があります。主に北関東で展開しているレストランチェーンなのですが名物が「爆弾ハンバーグ」ということで、静岡名物となりつつある「さわやか」のハンバーグを思い出す方も居るかもしれません。

さわやかのげんこつハンバーグは静岡まで行かないと食べられないけど、北関東にはフライングガーデンの爆弾ハンバーグがある!という所だけ押さえておきましょう(?)

 

泊まる

桐生の宿泊事情はどうなんでしょう。実はその近辺に泊まったことはありませんが…近場で宿泊施設の選択肢がそれなりにある(ビジネスホテルが数件選べる)のは両毛線を小山方面に2駅行った桐生駅、そして両毛線を高崎方面に同じく2駅行った伊勢崎駅、あたりでしょうか。大体どこも4000~6000円と少しお安い価格で泊まれるようです。

参考リンク: 伊勢崎駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)
参考リンク: 桐生駅周辺のビジネスホテル(じゃらん)

どちらの駅もボートレース桐生からは似たような距離感なので「空いている方」で良い気がしますが、伊勢崎には伊勢崎オートレース場もあるので「土曜日は桐生に行って日曜日は伊勢崎オート!」というような公営競技のハシゴをする人にはいいかもしれませんね。

伊勢崎オートではJRA/地方競馬の馬券も発売しているので、午前中のうちにここで馬券を仕込んで15時半のメインレース時にはボートレース桐生に居る、なんてことも可能です。もう何がしたいのかよくわからなくなりますが。